2025.10.17更新
第41回 日本視機能看護学会学術総会にて演者として発表させていただきました
2025年10/9(木)〜12(日)にかけて大阪府の大阪国際会議場にて第79回日本臨床眼科学会が開催され、当院より会長:安里 良盛先生、理事長:安里 良先生、検査部:屋宜 盛顕(主任)・高木 雄太朗、看護部:木戸 杏奈、受付部:仲村 真理菜の計6名で参加させていただきました。
受付部:仲村 真理菜の参加レポートURLはこちら↓
日本臨床眼科学会終了後に開催されました第41回日本視機能看護学会学術総会(10/12(日)〜13日(月))のシンポジウムⅠ「多焦点IOLカウンセリング集中講座」にて「“選ばせる”じゃなく“一緒に選ぶ”多焦点IOLカウンセリングのすゝめ」という題で私が初めて演者として発表をさせていただきました。
本シンポジウムでは、白内障手術における多焦点眼内レンズのカウンセリングをテーマに、当院での術前カウンセリングフローや患者様とのコミュニケーションのあり方について発表させていただきました。
今回ご一緒した他の演者4名も多焦点眼内レンズの症例数が多い施設で、皆様のご講演を拝聴し、各施設での取り組みや考え方を知ることができ、大変勉強になりました。
事前打ち合わせの際にも、日々の実践の中での工夫や課題を共有させていただき、多くの気づきを得ることができました。
また、今回の学会を通じて演者の皆様とご縁をいただき、連絡先を交換させていただき交流の機会を持てましたことを大変嬉しく思っております、今後の臨床現場で困った際は相談させていただきたいと思っています。
今回の発表にあたって、初めての学会発表ということもあり準備〜当日まで本当に様々なことがありました、自分を見つめ直すきっかけになりましたし、非常に勉強になり自分の糧となりました。
今後、この貴重な経験を活かし、臨床においてより良いカウンセリングとチーム医療の実現に努めてまいります。
また、今後このような学会発表などさせていただける機会がもしあれば積極的にさせていただきたいと思っています。
この度はこのような素晴らしい第41回日本視機能看護学会学術総会という場で発表させていただき誠にありがとうございました。(検査部 高木)
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2025.10.15更新
第79回日本臨床眼科学会 参加レポート
このたび、第79回日本臨床眼科学会に参加させていただきました。
普段、私は医療事務およびシュライバーとして勤務しております。なので、学会や他施設見学の機会は限られており、とても貴重な経験でした。
はじめに、「アレジオン眼瞼クリーム」に関する講演、実際の症例を交えて詳しく説明されていました。
患者さんから「クリームは効かないので点眼に変えてほしい」とご相談を受けることがあり、非常に興味深い内容でした。
講演では、「痒みは目頭や眼瞼のフチに出やすく、正確な部位に塗布しないと効果が出にくい」という解説がありました。
患者さんは“目に入らないように”と意識するあまり、患部から離れた場所に塗る傾向があるため、効果を実感しにくくなるそうです。
正しい塗布方法は、目を閉じて人差し指の第一関節の半分ほどの量をとり、眼瞼のフチに沿って優しく塗ること。
また、アトピー性皮膚炎の方や眼瞼が荒れている方は、クリームだと皮膚が荒れやすくなるので点眼が適しているとのことでした。この講演から、薬説明時に、今回の情報を踏まえて患者さんに説明しようと思いました。
次に、「アンビリバボー16」という先生方による、ハプニング切り抜け方法の面白そうな講演がありました。
特に印象に残っている講演は、ICL術後に見えづらさが進行した症例の紹介です。
原因は、レンズ素材やジェルネイルに含まれるHEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)へのアレルギーでした。
患者さんは過去にジェルネイルで爪周囲が荒れた既往があり発覚しました。ICL摘出後に視機能が改善したとのことでした。
この報告から、術前問診におけるアレルギー歴の確認の重要性を感じました。
次に、展示ブースにて、硝子体手術に使用される機器を実際に操作させていただきました。
足のペダルでズームや回転をコントロールする仕組みは非常に繊細で、私はうまく操作できず熟練が求められると体感しました。
他にも、展示ブースには医療機器が様々あり、面白かったです。
また、最終日に先進会眼科(大阪梅田) 施設見学へも行きました。
そこではICL・レーシック手術が行われており見学させていただきました。
スタッフそれぞれの役割が明確で、効率的かつスピーディな手術進行に感銘を受けました。
院内は明るく清潔、患者さんが安心して手術を受けられる環境づくりの重要性を実感しました。
今回の学会を通じて、医師や検査、看護師と同じ方向を向いて知識を深めることで、患者さんにより良い医療を提供できると感じました。この経験を日々の業務に活かし、チーム医療の一員として成長してまいります。
最後に、このような貴重な機会を与えてくださった先生はじめ、スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(受付部 仲村真理菜)
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2025.10.11更新
甲状腺眼症治療用IGF-1R阻害剤「テッペーザ」についてアムジェン株式会社様より勉強会実施のお知らせ(糸満院)
2025年9月30日に安里眼科糸満院にて甲状腺眼症治療用IGF-1R阻害剤「テッペーザ」について勉強会を実施しました。
甲状腺眼症とはどのような病気なのか?について
甲状腺眼症は眼の周りの組織の免疫システムの異常によって起こる炎症性の疾患です。多くの場合、甲状腺の疾患に関連して発症します。バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の患者さんは、治療の必要のない軽い症状も含めて、25~50%の確率で眼症を発症するといわれています。また、バセドウ病以外で橋本病(慢性甲状腺炎)の患者さんにも発症します。
症状として、眼瞼腫脹(まぶたの腫れ)や眼瞼後退(まぶたの引きつれ)、斜視や複視などの症状があらわれます。初期症状としてドライアイ、充血、涙が止まらない等があります。
悪化していくと、眼球突出や視力低下などの症状もみられます。
では、どのように「テッペーザ」で治療していくのか?
通常、テプロツムマブ(遺伝子組み換え)として初回は10mg/kgを、2回目以降は20mg/kgを7回、3週間間隔で計8回点滴静注します。
眼窩繊維芽細胞表面のIGF-1Rと結合し、IGF-1Rと甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)のクロストークを阻害することで、眼窩内炎症・脂肪の増加、外眼筋の肥大を抑制し、眼球突出などを改善していきます。
海外では2万件以上の実績が挙げられています。治療後も患者さんに高い満足度を誇っている治療法となります。日本においては2024年9月頃に国内での製造販売承認を取得し、同年11月からの販売が開始された為、実績はまだ限られています。
今のところ当院での取り扱い予定はありません。
治療を検討されている方は、甲状腺眼症を専門としている琉球大学病院 眼科や那覇市立病院 眼科・眼形成眼窩外科へのご紹介が可能です。
以上が勉強会の内容となります。
甲状腺眼症で治療に悩んでいる方にとっては選択肢としてとても期待できるものだと思いました。
治療費の負担が大きくはなりますが、高額医療の利用が可能との事です。
今後も眼科医職員として、医療知識を習得し、患者さんへより良い医療として提供していけるように努めて参ります。
今回、このように勉強会を開いて頂いたアムジェン株式会社 伊藤 潤平様、誠にありがとうございました。(受付部 仲桝)
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2025.10.07更新
甲状腺眼症治療薬「テッペーザ」アムジェン株式会社様に説明会を実施していただきました(おもろまち駅前院)
2025年10月2日、
・甲状腺眼症とは?
甲状腺眼症は、
・テッペーザとは?
甲状腺眼症の新しい治療薬であり、
治療について
・投与方法:テッペーザは、3週間ごとに1回、
海外では2万件以上の実績があり、
当院では取り扱い予定はありませんが、甲状腺眼症を専門にしている那覇市立病院 眼科・眼形成眼窩外科 科長 「大山 泰司先生」にご紹介が可能です。
以上が今回の勉強会の内容になります。
従来の治療(ステロイドパルス)よりも身体への負担が少ないので、患者様側の選択肢としてとても良いものだと思いました。
治療費が高額ですが、高額医療の利用が可能です。これからに期待したい薬剤です。
これからも職員一同、日々最新の医療知識を体得し、
今回、
投稿者:
2025.10.03更新
第36回日本緑内障学会に参加してきました
2025年9月12日(金)〜14日(日)に兵庫県 神戸市で開催された第36回日本緑内障学会に参加してきました。
緑内障の手術手技やプリザーフロの治療成績、緑内障診断のため検査についての講演を拝聴しました。
どの施設でも治療に苦慮する症例が一定数あり、少しでも良くしたいという気持ちで取り組んでいるところはどこも同じだなと感じました。
また、器械展示のブースでは、緑内障手術の新しいデバイス、Hydrusマイクロステントを見せてもらい、実際に模擬眼を使いながら実物に触れて手術手技を体験させていただくことができました。今後当院でも導入予定です。
今回の経験を臨床の場に活かしていきたいと思います。(おもろまち駅前院 院長 安里 瞳)
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2025.10.01更新
子どもの近視抑制点眼薬「マイオピン点眼液」価格改定のお知らせ
仕入価格高騰のため2026年1月より子どもの近視抑制点眼薬「マイオピン点眼液」の価格を改定させていただきます。
0.01% 2,750円 → 3,150円(税込) 1本あたり
0.025% 3,300円 → 3,700円(税込) 1本あたり
検査・診察料は変わらず2,750円(税込)となります。
ご負担とご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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2025.09.24更新
「OKINAWA Growth Champion Award 2025」を受賞いたしました
このたび、私たち安里眼科が、沖縄県におけるICL手術の件数を飛躍的に伸ばした実績を高く評価され、スターサージカル社より「OKINAWA Growth Champion Award 2025」を受賞したことをお知らせします。
本賞は、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術の分野において優れた臨床実績と成長を遂げたクリニックに贈られるものであり、日々の取り組みが高く評価された結果となります。
今回の受賞は、地域の皆さまにより多くの選択肢を提供し、安全で質の高い医療を実現するための努力が認められたものと考えております。
これからも職員一同、日々最新の医療知識を体得し、患者様により良い医療が提供できるよう研鑽に努めてまいります。
レーシックが受けられない方(近視が強く角膜の厚みが薄く安全な角膜残量を残せない)向けに、角膜を削らない方法や老視矯正のニーズが高まり、ICLやIPCLなどのように眼内にコンタクトレンズに似たレンズを埋め込む手術を希望される方が近年の日本では増加傾向です。(検査部 高木)
当院、ICL/IPCLページはこちら
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2025.09.14更新
第43回欧州白内障屈折矯正手術学会(ESCRS)に参加してきました
2025年9月12日(金)〜16日(火)にかけて、デンマークのコペンハーゲンにて開催された第43回欧州白内障屈折矯正手術学会(ESCRS)に、当院会長:安里 良盛先生と私、安里 良の2名で参加してきました。
ESCRSは、世界各国から白内障手術や屈折矯正手術の分野を牽引する医師・研究者が集まり、最先端の知見や技術について議論・発表が行われる国際学会です。
毎年ヨーロッパの主要都市で開催され、参加者数・発表内容ともに世界最大規模を誇ります。
今回の学会では、次世代眼内レンズ(IOL)の開発動向、AIを活用した機器・手術支援システム、難症例における手術戦略、さらに患者満足度向上のためのカウンセリング手法など、幅広いテーマでの発表やディスカッションが行われました。
自由診療の多焦点眼内レンズ Intensity(5焦点IOL)セッションに興味があり聴講しましたが、良さそうでした。
その他、UNITY(硝子体手術機器)が6台も展示してあり、Alcon社の勢いを感じました。
世界の第一線で活躍する医師と直接交流できる貴重な機会となり、多くの刺激と学びを得る場となりました。
当院では、こうした国際学会で得られた最新の知識や技術を診療現場に積極的に取り入れることで、地域の皆様により安全で高品質な医療を提供できるよう努めております。
今後も世界水準の情報を常にアップデートし続け、患者様に安心と満足をお届けできる医療を追求してまいります。(理事長 安里 良)
投稿者:
2025.09.13更新
12/5(金)〜12/7(日) 安里 良盛先生 安里 良先生 不在のお知らせ(糸満院・おもろまち駅前院)
この度、会長:安里 良盛先生と理事長:安里 良先生は、下記の期間学会出席のため不在となります。
下記の期間は他の先生方が診療いたします。
ご理解・ご協力の程宜しくお願いいたします。
12/5(金)~12/7(日)
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2025.09.06更新
11/22(土)〜11/24(月) 休診のお知らせ(糸満院・おもろまち駅前院)
職員慰安旅行のため11/22(土)から11/24(月)まで、糸満院・おもろまち駅前院の両院ともに休診とさせていただきます。
また、当院併設コンタクト・メガネ店「クリスタルビジョン」も11/22(土)から11/24(月)まで、休業とさせていただきます。
皆様方のご理解の程、どうぞよろしくお願いいたします。
11/22(土) | 11/23(日) | 11/24(月) 勤労感謝の日 |
休診 | 休診 | 休診 |
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