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当院からのお知らせ

2025.10.15更新

第79回日本臨床眼科学会 参加レポート

このたび、第79回日本臨床眼科学会に参加させていただきました。
普段、私は医療事務およびシュライバーとして勤務しております。なので、学会や他施設見学の機会は限られており、とても貴重な経験でした。
 
はじめに、「アレジオン眼瞼クリーム」に関する講演、実際の症例を交えて詳しく説明されていました。
患者さんから「クリームは効かないので点眼に変えてほしい」とご相談を受けることがあり、非常に興味深い内容でした。
講演では、「痒みは目頭や眼瞼のフチに出やすく、正確な部位に塗布しないと効果が出にくい」という解説がありました。
患者さんは“目に入らないように”と意識するあまり、患部から離れた場所に塗る傾向があるため、効果を実感しにくくなるそうです。
正しい塗布方法は、目を閉じて人差し指の第一関節の半分ほどの量をとり、眼瞼のフチに沿って優しく塗ること。
また、アトピー性皮膚炎の方や眼瞼が荒れている方は、クリームだと皮膚が荒れやすくなるので点眼が適しているとのことでした。この講演から、薬説明時に、今回の情報を踏まえて患者さんに説明しようと思いました。

次に、「アンビリバボー16」という先生方による、ハプニング切り抜け方法の面白そうな講演がありました。

特に印象に残っている講演は、ICL術後に見えづらさが進行した症例の紹介です。
原因は、レンズ素材やジェルネイルに含まれるHEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)へのアレルギーでした。
患者さんは過去にジェルネイルで爪周囲が荒れた既往があり発覚しました。ICL摘出後に視機能が改善したとのことでした。
この報告から、術前問診におけるアレルギー歴の確認の重要性を感じました。

次に、展示ブースにて、硝子体手術に使用される機器を実際に操作させていただきました。
足のペダルでズームや回転をコントロールする仕組みは非常に繊細で、私はうまく操作できず熟練が求められると体感しました。

他にも、展示ブースには医療機器が様々あり、面白かったです。


また、最終日に先進会眼科(大阪梅田) 施設見学へも行きました。
そこではICL・レーシック手術が行われており見学させていただきました。
スタッフそれぞれの役割が明確で、効率的かつスピーディな手術進行に感銘を受けました。
院内は明るく清潔、患者さんが安心して手術を受けられる環境づくりの重要性を実感しました。

今回の学会を通じて、医師や検査、看護師と同じ方向を向いて知識を深めることで、患者さんにより良い医療を提供できると感じました。この経験を日々の業務に活かし、チーム医療の一員として成長してまいります。
最後に、このような貴重な機会を与えてくださった先生はじめ、スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

(受付部 仲村真理菜)

投稿者: 安里眼科

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