2019.01.22更新
沖縄医報に理事長のインタビュー記事が掲載されました
1.私の南部地区医師会入会時の会員数は91人(A会員30人)でした。それ以降南部地区は那覇市のベッドタウンとしてA会員及び病院の数が増えてきて若手のA会員が多い医師会です。現在、南部地区医師会は会員368人(A会員112人)、広範囲の6市町(人口27万人)を擁し、ブロック別に豊見城班・糸満班・南風原八重瀬班・与那原南城班の4班から構成されています。班ぐるみで、地域住民の要請に応え、地域医療・保健・福祉を担っています。
2025年をピークに団塊の世代がすべて後期高齢者になり、超超高齢化社会、多死社会を迎えることになります。10年前の特定健診の疾病予防から始まり、これからの医療と介護は人々が役割と自由を持ち続け最期まで自立した生活を送ることをサポートする仕組みと考え方を変えなければならないようです。厚労省は本格的に地域包括ケアシステムの構築を医師会と自治体の連携のもと、強力に推し進めるよう要請しております。
これからは、県医師会とも連携をとりながら、各班ごとに地域住民を代表とする自治体とのさらなる協調・情報の共有をはかり、多職種(歯科医師・薬剤師・栄養士・ケアマネージャー・介護施設職員)等の人々との協力のもと円滑に業務がはかれるようシステム構築をしていく必要があります。
医師会の活性化の原点である班会を中心に会員の先生方から忌憚のないご意見、ご要望をいただきながら、業務及び会務を運営していきたいと思います。本会は、見識の高い有能な先生方が大勢います。これまでも、集団指導体制で、会務・業務が運営されてきています。団結力のある南部地区医師会の伝統を守り、この路線を踏襲し、医師会の活性化を推進し、個々の会員が不利益を被らないように、また日常診療にあたり、元気で、明るく、楽しく取り組んでいけるよう環境整備をしていくことが、私の任期2年の責任と思っております。
2.対外、対内の会報誌で毎月発行されているのは、他の地区に例をみない、南部地区医師会だけだと思います。充実した誌面で、会員同士の顔の見える、診・診、病・診連携にとても役立っており、当医師会の活力・団結力の源にもなっていると思います。
照屋 勉副会長を先頭に会報委員の真摯な編集への取り組みにとても感謝しています。
3.南部地区医師会の老健施設(東風の里)の開設は老健施設のはしりで当初は運営にも比較的余裕がありました。しかし、建築後24年も経ってくると銀行への支払いは少なくなってきましたが今度はその維持管理、修理費等の経費が多くなってきました。沖縄は好景気のあおりで、介護職の求人をしても集まらなく、現在は少人数の職員の努力と負担でどうにか経営が成り立っている状況であります。スタッフの確保及びモチベーションの強化、加算できる処置等の増加を計ることが今後の課題となっております。
4.消費税に関しての薬剤費や検査機器、設備等への医療機関が負担する損税の還元を日本医師会及び医師会の理念を理解し行動している国会議員等と積極的に交渉し会員の負担を最小限にするようにしていただきたいと思います。また、働き方改革の件でスタッフ減となり、救急担当の勤務医や研修医等の負担が多くなり、結局患者さんへの医療の提供の質が低下しかねません。労基署との交渉を、上手い落としどころで解決していただきたいと思います。
多死社会を迎えるにあたり、現在、ご高齢の警察医が社会的使命感で活躍されていますが、それに頼ることなく、今後医師会として産業医の増員と同様、警察医の増員を要望致します。担当医の負担を皆で分かち合う、ゆいまーるの精神でお願いしたいと思います。
5.日頃は5階の階段の上り下りをしています。ゴルフ以外は運動をしていないので、ゴルフを月に2回程度はプレーするように心がけています。敬愛する先輩ドクターが80歳を超えても矍鑠とプレーするのをそばで見ていて自分のスコアはともかく、理想のロールモデルとして追いかけている感じです。
旅行・学会参加の折に小旅行・美術館めぐりをしています。趣味のカメラでシャッターチャンスに出会うのが楽しみです。
読書・車中、機内では2~3冊持参した本を読みます。船に揺られながらも読書できるのを普通だと思っていましたが、それはおかしいと言う人が多いが、、、
映画・音楽鑑賞 仕事のオン・オフの切り替えにはとても良いと思っています。内容を吟味しないで新着の映画を2本観たりすると、鑑賞後その題名や内容を思い出そうとしても出来なかったり途中で寝込んだりしてますが、、、、
座右の銘 「できるときに、できることを、できるだけ、できるまで!!」これで後悔することが少なくなるだろうと!
仕事も趣味も健康あってのこと、患者満足度は、その病・医院のスタッフの満足度、さらには院長の満足度に比例するとの話もあります。スタッフの就業条件のアップもさることながら、共々に「元気で、前向きに、楽しく」を信条としています。
南部地区医師会 会長 安里良盛インタビュー
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