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2025.06.25更新

アルコン社製多焦点眼内レンズ勉強会が行われました。

6/13 (金) 安里眼科糸満院にて、アルコン社営業担当 大井様,石井様によるアルコン社製多焦点眼内レンズ勉強会が行われました。

 

      (糸満院)

眼内レンズとは、白内障手術で濁った水晶体を摘出したとき空になった水晶体を包む袋(水晶体嚢)の中に挿入する人工レンズです。
今回は、アルコン社製の多焦点眼内レンズを2つご紹介致します。

【Clareon® PanOptix® クラレオンパンオプティクス】

3焦点眼内レンズで、遠方、中間、近方の3つの距離にピントが合うため、眼鏡への依存を減らすことが期待できます。

パンオプティクスは特に、中間距離(約60cm)に焦点が合うため、パソコンやスマートフォンをよく使う現代の生活スタイルに適しているとされています。

また、4.5mmの回折領域により、広範囲で光を伝える事ができます。他にも瞳孔径への依存を低減する特性がございます。

 
【Clareon® Vivity® クラレオンビビティ】

焦点深度拡張型眼内レンズで、遠方から中間距離までをシームレスに見ることができ、特に夜間の見え方に優れているとされています

また、ビビティはハロー・グレア現象が少なく、単焦点レンズと同程度のコントラストを実現できるのが特徴です。

白内障手術にて、上記2つの多焦点眼内レンズを選択する“カスタムマッチ”がございます。自身の優位眼(利き目)に遠・中間距離に優れたビビティを、非優位眼にパンオプティクスを挿入することでハロー・グレアなどの不快な現象を最小限に抑えながら、手元から遠くまでピントが合う見え方を実現できる場合がございます。この事例は当院:安里良 理事長 ~ 多焦点眼内レンズ 私のHow to 2025 ~ の講演会でも紹介されており、実現できれば煩わしいコンタクトレンズや眼鏡から開放され、よりQOL(生活の質)を高める事ができます。特に車社会な沖縄県にとっておすすめな選択だと考えております。

 
〜 多焦点眼内レンズの生活シーンメリット 〜

【仕事】

事務作業 / メモ書き、PC操作、来客対応時等、眼鏡使用頻度が減る。

農作業/手元の作物と遠くの景色。

漁業/ 手元の網の補修作業。波飛沫を気にせず作業ができる。

理容師・美容師 / 髪を切る手元や鏡の位置。

接客業/ 遠くのお客様対応、伝票確認、接客時の眼鏡使用頻度が減る。 etc…

【趣味】

 
ドライブ/ 遠くを見たり、スピード計を見るとき。
 
ゴルフ/ 遠くに飛んだボールとスコアカード。

旅行/ 手元のガイドブックや写真確認。建造物や景色を眺める。

釣り/ 餌づけや、浮きなど遠くを見る時。etc…

【生活面】

買い物/ スーパーでの値札確認、買い物メモや、広い店内を歩く時。

女性のお化粧/ 眼鏡なしで鏡に近づきお化粧ができる。特にアイラインなど。

携帯電話/ メールや、インターネット、写真を見る時。

料理/ 手元や、離れて調理する時。

テレビ/ リモコン確認、画面までの距離。etc…

【多焦点眼内レンズ注意点】

●コントラスト感度の低下
多焦点眼内レンズは、単焦点レンズに比べてコントラスト感度が低下する傾向があります。

●ハロー・グレア現象
光の周りに輪がかかって見えるハロー現象や、光がギラギラとまぶしく見えるグレア現象が起こることがあります。

●費用
多焦点眼内レンズは、先進医療対象外です。多焦点眼内レンズ費用は自己負担となりますので、予めご了承ください。詳しくは当院スタッフまでお問い合わせください。

以上が、今回の勉強会になります。
しっかりと復習し、これからも職員一同、患者様により良い医療が提供できるよう研鑽に努めてまいります。

この度は、このような素晴らしい勉強会を開催してくださった日本アルコン株式会社 大井様、石井様、誠にありがとうございました。

(糸満院 検査部 山城)

 

投稿者: 安里眼科

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