2011.06.22更新
乱視について
■乱視とは?
乱視とは、屈折力が屈折点により異なるために、焦点を結ばない状態のことを言い、正乱視と不正乱視とに分けられます(図 17)。
正乱視は角膜や水晶体のカーブが方向によって違うため(例:ラグビーボール)、屈折力が縦と横、あるいは斜めで異なり、焦点を一点に合わせることができません。主に角膜のひずみが原因ですが、近視や遠視と組み合わさって起こる場合がほとんどです。正乱視があると一方向の線のみが明確に見えますが、他の方向はぼやけて見えます(図 18)。
不正乱視は炎症やケガなどによって角膜表面に凹凸が生じたために正常に像が結ばれない状態を言います。
■屈折異常の治療
屈折異常の治療法としては、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正が用いられますが、最近では屈折矯正手術が選択されることもあります。
眼鏡やコンタクトレンズ、屈折矯正手術にはそれぞれメリット、デメリットがあり、患者さん一人一人の病態や生活スタイルなどを考慮して選択されます。
■乱視の治療
正乱視は円柱レンズの眼鏡やコンタクトレンズで矯正できます。眼のひずみと逆方向にひずませる円柱レンズにより焦点を合わせます(図 21)。
不正乱視は角膜の表面に凹凸があるため眼鏡では矯正が不可能です。コンタクトレンズで矯正されますが、矯正にはハードコンタクトレンズの方が適しています(図 22)。コンタクトレンズで矯正できない場合は屈折矯正手術または角膜移植を行います。
(参天製薬さんより引用)
投稿者:
2011.06.04更新
流涙症について
涙は目の表面を乾燥させないようにするために必要なものですが、一定の潤いを維持することは決して容易ではなく、涙液が少なすぎるとドライアイ、多すぎると流涙症となります。
流涙症があると、正常な眼機能があっても物が潤んで見えにくくなるため、生活に支障を来したり、ハンカチが手放せなくなったりします。
目には、眼表面を潤した後の涙を流す涙道があります。これは、涙腺が目頭付近にあって、そこで作られた涙液が眼表面を潤した後に流れ込む涙点から始まり、涙小管を通って目頭の奥にある涙嚢にいったん溜まり、さらに鼻涙管を通って鼻の奥に流れ去ります。
通常、流涙症はこの涙道の一部が閉じることで起こり、涙嚢より上流で閉塞すると流涙症を、涙嚢より下流で閉塞すると流涙症に加え、涙嚢の中に膿がたまる涙嚢炎を起します。
涙道閉塞の治療は、閉塞の場所や閉塞してからの期間により異なります。
投稿者:
2006.10.05更新
●その病気はいま、ここまで治せる 名医の最新治療 先進医療2006
週刊朝日[増刊](2006/10/5号)
2006年9月25日 発売
第四部 診療実績のある全国有名病院一挙紹介
投稿者:
2004.12.01更新
●医師がすすめる最高の名医+治る病院〈2005年版〉
講談社 別冊月刊現代
2004年12月1日 第1刷発行
編著者:吉原清児+月刊現代編集部
発行者:野間佐和子
発行所:株式会社 講談社
眼の病気 名医がすすめる全国トップ36病院
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