2011.06.04更新
流涙症について
涙は目の表面を乾燥させないようにするために必要なものですが、一定の潤いを維持することは決して容易ではなく、涙液が少なすぎるとドライアイ、多すぎると流涙症となります。
流涙症があると、正常な眼機能があっても物が潤んで見えにくくなるため、生活に支障を来したり、ハンカチが手放せなくなったりします。
目には、眼表面を潤した後の涙を流す涙道があります。これは、涙腺が目頭付近にあって、そこで作られた涙液が眼表面を潤した後に流れ込む涙点から始まり、涙小管を通って目頭の奥にある涙嚢にいったん溜まり、さらに鼻涙管を通って鼻の奥に流れ去ります。
通常、流涙症はこの涙道の一部が閉じることで起こり、涙嚢より上流で閉塞すると流涙症を、涙嚢より下流で閉塞すると流涙症に加え、涙嚢の中に膿がたまる涙嚢炎を起します。
涙道閉塞の治療は、閉塞の場所や閉塞してからの期間により異なります。
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