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当院からのお知らせ

2022.07.09更新

ベオビュ硝子体内注射用キットについての説明会がありました

先日、ノバルティスファーマの楢木様よりベオビュ硝子体内注射用キットについての説明会がありました。これまでベオビュは硝子体内へ投与することで血管内皮増殖因子(VEGF-A)の活性を阻害することで血管新生の形成を抑制し、漿液の漏出を減らす加齢黄斑変性への治療薬として用いられてきました。この度、糖尿病黄斑浮腫に対しても効果がある事が日本でも認められました。糖尿病黄斑浮腫は視力低下を引き起こす可能性がある為、早期に治療を行うことが推奨されています。現在、中心窩を含む糖尿病黄斑浮腫の治療には、VEGF阻害剤が第一選択とされており、硝子体内に直接投与することにより、低下した視力の改善や、視力の長期的な維持が期待されています。しかし、治療が長期にわたる為、通院や硝子体内投与に伴う患者への負担が大きいと考えられます。ベオビュは、糖尿病黄斑浮腫の治療に対して承認されている他のVEGF阻害剤と比較して分子量が小さく、高濃度での投与が可能です。臨床試験では、ベオビュ3mg群または6mg群は6週毎、アフリベルセプト2mg群は4週毎に5回導入投与した後、維持投与としてベオビュ3mg群または6mg群は12週毎、アフリベルセプト2mg群覇週毎に投与しで比較試験を行ったところ、52週(約1年)時点で最高矯正視力のベースラインからの変化量についてアフリベルセプト2mg群に対する非劣性を示しました。また、52週時点に滲出性変化が認められた患者様の割合も低値を示しました。このことからベオビュはアフリベルセプトと比較して、糖尿病黄斑浮腫の患者様に対して少ない投与回数で効果が得られる可能性が示唆されたとの事です。しかし、副作用として眼内炎症が報告されている為、今後も副作用や合併症などの情報収集を行いながら、患者様により良い医療が提供できるよう職員一同努めてまいります。このような会を開いて頂きました楢木様、誠に有難うございました。(担当 城間)

ベオビュ DME

ベオビュ DME2

ベオビュ DME3

投稿者: 安里眼科

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