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2025.03.02更新

第7回 琉大眼科診療連携セミナーに出席させていただきました

2025年02月18日(火) ザ・ナハテラスにて、第7回 琉大眼科診療連携セミナーが開催されました。

今回は、現地会場とZoomによるLIVE配信も同時に行われハイブリッド開催で行われました。

県内からたくさんのDr・COが現地出席・Zoomで視聴されており、当院からは会長:安里 良盛先生、理事長:安里 良先生、おもろまち駅前院 院長:安里 瞳(本幡)先生、検査部より多田羅 和香(CO)、石垣 真理、高木 雄太朗が現地出席させていただきました。

第1部基調講演の座長は琉球大学眼科 医局長『山内 遵秀先生』、演者は琉球大学眼科 外来医長『力石 洋平先生』、琉球大学眼科 病棟医長『今永 直也先生』、琉球大学眼科 教授『古泉 英貴先生』。

第1部では、2025年1月に西普天間に移転した琉球大学病院の診療や手術、設備に関するお話を聞くことができました。

新病院の設備や外来診療の体制、スムーズな診療のために導入しているアプリなどのご紹介があり、これまでよりさらに便利に、より多くの患者さんが診察・手術が受けられるような体制が取られているようでした。

また、これまで対応が困難とされてきた緊急な対応についても、新病院にはヘリポートが完備されているとのことで、高水準の医療を迅速に受けられるようになったそうです。

さらに、新人の眼科医や、眼科医を目指している医学生向けに「琉大眼科アカデミックセミナー」を開催するなど、勉強や交流の場を設けておられ、人材育成にも力をいれておられるとのことでした。

最後の砦である大学病院ということで日々様々な新しい挑戦をされており、難症例の患者様を治療できる環境が整っているので、日頃から当院も安心してご紹介させていただいております。

第2部特別講演の座長は琉球大学眼科 教授『古泉 英貴先生』演者は東北大学大学院神経感覚病態学講座眼科学分野 教授『中澤 徹先生』。

「検査機器であるOCT(光干渉断層計)を最大限に活用することで緑内障診療の質を向上させていこう」という演題で、緑内障の初期段階である「前視野緑内障」メインのお話でした。

「前視野緑内障」の段階で、治療を始めることにより、緑内障発症のリスクを下げること、進行を遅らせることができるとされています。「前視野緑内障」の検出において必要なOCT(光干渉断層撮影計)の検査画像解析のポイントなどを聞くことができました。

経験の浅い私にとって、「前視野緑内障」の患者のうち、1年で約5%が緑内障に進行することや、血流が悪い人が進行しやすいことなど、興味深いお話をたくさん聞けました。

原則、経過観察となってしまう現在の「前視野緑内障」でも、眼圧や角膜厚、眼底検査、視野検査などOCT(光干渉断層計)以外の検査から分かる特徴と合わせて分析していくことで治療を始めるタイミングが遅れないように、検査員としての知見を深めていきたいと思います。

大変わかりやすくご説明いただき、また貴重なデータを拝見でき、とても勉強になりました。

セミナー終了後の「情報交換会」では中澤 徹先生に個人的な質問や相談をさせていただり、沖縄県内の様々なDrやCOと情報交換やお話をしたり非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。

明日からの外来に役立つ情報をわかりやすく説明していただき大変勉強になったのと同時に、私たち検査員も日々の外来で疾患を見極める力をもっと付けてDrのサポートができればと感じました。

これからも職員一同、日々最新の医療知識を体得し、患者様により良い医療が提供できるよう研鑽に努めてまいります。

今回、このような素晴らしいセミナーに招待してくださった千寿製薬株式会社担当である吉住 康男様、誠にありがとうございました。(検査部 石垣)

 

投稿者: 安里眼科

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