2026.06.09更新
硝子体注射液「アイザベイ」発売記念講演会に参加してきました
2026年6月6日(土) 福岡県 ホテル日航福岡にてアステラス製薬株式会社より昨年11月27日(木)に新発売された硝子体注射液「アイザベイ」の発売記念講演会が開催されました。
当院からは会長:安里 良盛先生、理事長:安里 良、おもろまち駅前院 院長:安里 瞳先生が参加させていただきました。
今回は、新発売記念講演会の様子と日本初の萎縮型加齢黄斑変異性(地図状萎縮)の進行を抑える新しい硝子体注射液「アイザベイ」についてご紹介させていただきます。

硝子体注射液「アイザベイ」は、「萎縮型加齢黄斑変性(地図状萎縮)」という病気に対して開発された、新しい作用機序を持つ硝子体注射液です。
加齢黄斑変性には、大きく分けて「滲出型(しんしゅつがた)」と「萎縮型(いしゅくがた)」の2つのタイプがあります。
「滲出型」にはアイリーアなどの有効な注射薬があり、広く治療が行われてきました。しかし、細胞が徐々に萎縮していく「萎縮型」に対しては、これまで国内で承認された直接的な治療薬がなく、進行をただ見守るしかないのが現状でした。
アイザベイは、この「萎縮型加齢黄斑変性(地図状萎縮)」に対して国内で初めて登場する画期的な治療薬となります。
「網膜細胞の萎縮の進行を遅らせる」
「アイザベイ」は、視力にとって最も重要な「黄斑部」の網膜細胞が死滅し、地図状に萎縮が広がっていくスピードを有意に抑制(遅延)させる効果があります。失った視力を劇的に元に戻す薬ではありませんが、「これ以上の進行を食い止め、見え方を維持する」ことを目的としています。
「補体成分C5を標的としたブロック作用」
病態の背景には、目の網膜における免疫システムの過剰な活性化(炎症反応)が関わっているとされています。「アイザベイ」は、この炎症や細胞破壊を引き起こす原因物質である「補体成分C5」というタンパク質にピンポイントで結合し、その働きを強力にブロックします。これにより、網膜細胞がこれ以上壊されるのを防ぎます。

今回の講演会では、これまで治療法が限られていた萎縮型の加齢黄斑変性において、新たな治療薬である「アイザベイ」がどのような変革をもたらすのか、具体的な病態の見極めから実際の診療アプローチに至るまで、大変深い知見を得ることができました。
当院が位置している沖縄県からも琉球大学 眼科教授 古泉 英貴先生も演者としてご登壇されており興味深い内容で大変勉強になりました。
また、講演会終了後「情報交換会」では九州の様々な先生方と情報交換や意見交換をさせていただき、貴重な機会となりました。


当院では、今後も最先端の治療情報をいち早く取り入れ、患者様お一人おひとりに最適な医療を提供できるよう、日々研鑽を積んでまいります。網膜の疾患や硝子体注射について気になることがございましたら、いつでもお気軽に当院までご相談ください。
今回、このような素晴らしい講演会に招待してくださったアステラス製薬株式会社の皆様、誠にありがとうございました。(理事長 安里)


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