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当院からのお知らせ

2024.12.14更新

「視神経炎」に関するオンラインセミナーが行われました

2024年12月13日(金)にZoomにて、「視神経炎」に関するセミナーが開催されました。

12月の忘年会シーズンの夜にも関わらず県内外からたくさんのDrやスタッフが参加されていました。

講演は2つに分かれており、講演1の座長は大浜第一病院 脳神経内科 部長「城本 高志先生」、演者は鹿児島大学 脳神経内科 助教「野妻 智嗣先生」、講演2の座長は当院安里眼科理事長「安里 良先生」、演者は宮崎大学医学部付属病院 眼科 助教「田村 弘一郎先生」。

内容は、急を要する視力障害である視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)を中心軸として網膜中心動脈閉塞症(CRAO)や一過性黒内障(一過性脳虚血発作)や非典型的視神経炎の鑑別・症状・対応・治療方法をわかりやすく過去のデータを交えながらお話していただきました。

特に、視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)について知らないことが多く、

 

・日本人の約4000人。女性が8~9割を占めている。

・乳児から高齢者まで幅広い年齢層で発症。

・特徴的な神経症状(過眠、吃逆、脊髄障害レベルを持った感覚障害、尿閉)を呈する。

・早期診断と早期治療は、神経障害の改善と予後に直結する。

・治療の選択肢が増えており、再発を起こさせない治療戦略が重要。

 

上記のようなことや迅速に対応しなければ治療をしたとしてもその後の視力はどんどん下がっていく一方との症例提示がありとても勉強になりました。

もし視神経炎の所見があった場合、視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)も選択肢に入れつつ適切な診断と治療を行うためには、眼科と脳神経内科の緊密な連携が必要不可欠だと深く感じました。

 

これからも職員一同、日々最新の医療知識を体得し、患者様により良い医療が提供できるよう研鑽に努めてまいります。

今回、このような素晴らしいオンラインセミナーを企画・開催してくださった中外製薬株式会社担当の田貝 修司様、誠にありがとうございました。(検査 高木)

野妻 智嗣先生

田村 弘一郎先生

安里 良先生

 

投稿者: 安里眼科

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